著者による作品紹介
今では忘れかけられている古い手作り乳剤の写真技法が数多くある。昔は写真の技法は門外不出で秘密にしていた。それがデーターとして記録され残っている。
自分で乳剤を作り暗室の中で、紙やガラスに塗布していた。その中にはプラチナ・プリントガム・プリント、ヴァン・ダイク・ブラウンプリント、ブルー・プリントなどがある。それらを研究し再現したものを本にまとめたのが10年以上前になる。それからの写真はデジタルに替わりだした。写真の歴史は常に新しい技術が出ると、古い技法は捨てられていく運命になる。
ダゲレオタイプからアンブロタイプ、コロジオン湿板法、ガラス乾版、セルロイドフイルム、アセテートモノクロフイルム、カラーフイルム、次はデジタル。もはや写真とは呼ばれなくなり画像とか映像と呼ばれだし、写真家は映像作家、映像アーティスト呼ばれることになるだろう。
時代の流れは誰にも止めることが出来ないものだ。詳しく見る